アンチスポーツ

いろいろな経験をしたくて、あえてスポーツ系のサークルには入らなかった。

 

周りの友人や同級生は、テニスサークルやマリンスポーツ、ダンスサークルに加入し、連休はサークル合宿に明け暮れ、土日は毎週同じサークル仲間と活動をし、飲み会をしていたが、私はもっとたくさんの人と出会い、遊び、たくさんのことをしてみたいと思ったのだ。

 

 

 

私の趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、カフェ巡り、散歩という文化系のものばかりだった。

 

だが、映画鑑賞は、一人でしたいこともあるし、映画の内容によって誘う友人を変えたりしたいし、音楽に関してはすでに友人のクラブイベントの手伝いをしていた。そこで考えたのが、カメラサークルだった。街をぶらぶらしたり、カフェでゆっくりしたり、クラブイベントでの風景を写真に収めることができると考えたからだ。

 

 

 

とはいえ、新入生歓迎会の時期を過ぎてしまっていたので、カメラサークルを探す手段がなかった。また、カメラサークルというと、やはり、カメラに対して専門知識がある人がいるものだし、みな、カメラにお金をかけていることが想定できた。

 

私は音楽や映画やその他の趣味にもお金を掛けたかったので、やはり、みなが足並みを揃える「サークル」というものに加入することに気が進まなかった。

 

しかし、わがままなものでカメラをするなら、それを共有し、意見を言い合える仲間がほしいという気持ちもあったため、私はどうしたらいいかを考えた。

 

そこで、私はすでに気の合う友人にカメラサークルを作ることを提案したのだ。友人は快くOKしてくれた。

 

 

 

メンバー2名のサークルと呼べるものではなかったが、私達の活動が始まった。渋谷から表参道、井の頭公園や鎌倉に足を運んで活動した。

 

写真はプロから見ればレベルの低いものだったかもしれないが、気が向いた時にお互いに声をかけて出かけることができたので、私が危惧していたサークル独特の束縛を受けることもなく、気ままに4年間活動することができた。

 

 

 

4年間の活動の中で実はメンバーは2名から4名に増えたのだ。元々の飲み仲間を誘っているうちに増えていた。

 

こんな気ままなサークル活動だったが、当時の写真を見ると楽しかった思い出が蘇るのである。